【コラム】企業に欠かせない看板の基本的な種類について学ぶ【後編】

2025年9月11日 2025年9月12日

takahashi-kyohei

看板はお店や企業の存在を伝えるだけでなく、用途に応じて柔軟に活用できる多彩な種類があります。ここでは前編に続き、以下の画像に掲載されている中から後半の8種類を解説します。

▍壁面テント

特徴
建物の壁面に取り付けられる布製またはビニール製のテント状の看板です。
用途
店舗の入口や窓部分に設置され、日よけや雨よけと同時に宣伝効果を発揮します。
メリット
機能性と広告効果を兼ね備え、デザイン次第で店舗の雰囲気を大きく変えることができます。

特徴
布製の縦長旗に印刷された看板で、ポールに取り付けて設置します。
用途
キャンペーンやセールなど期間限定の告知に広く使われます。
メリット
設置や撤去が容易で、低コストながら視認性が高く、集客力に優れています。

特徴
カッティングプロッターで切り出した文字やロゴを直接貼り付ける看板です。
用途
ガラス・車両・壁面など多様な場所に対応し、シンプルな情報表示に使われます。
メリット
耐久性があり、部分的な貼り替えや更新が容易で、コストパフォーマンスに優れています。

特徴
建物の外壁に直接取り付ける看板で、平面的な表示が一般的です。
用途
店舗名や業種、サービス内容をわかりやすく表示するために使用されます。
メリット
大きな表示面を確保でき、歩行者や車からも高い視認性を得られます。

特徴
ターポリンなどの布製素材にデザインを印刷した大型の幕です。
用途
建設現場の仮囲いやイベント会場、短期的なプロモーションに利用されます。
メリット
短期間での大量告知に適しており、大きなインパクトを与えることができます。

特徴
店舗の入口や窓に取り付けられる布製テントで、装飾性と実用性を兼ねています。
用途
日差しや雨を遮りつつ、店舗の個性や雰囲気を演出するために使われます。
メリット
快適な空間を提供しながら、自然に広告効果を発揮します。

特徴
自立式の看板で、金属や樹脂で作られた移動可能な構造を持ちます。
用途
飲食店のメニュー案内やイベント告知など、日常的に入れ替えが必要な情報表示に使われます。
メリット
持ち運びや設置が容易で、屋外・屋内を問わず柔軟に活用できます。

特徴
車両のボディ全体や部分にシートを貼り、広告デザインを施す手法です。
用途
移動する広告として、地域や広範囲で企業やサービスをPRします。
メリット
走行中も停車中も広告効果を発揮し、コストパフォーマンスが高い媒体です。

本シリーズでは、看板の多彩な種類を前半・後半に分けて解説しました。

前半では、屋上広告塔、チャンネル文字、ガラスマーキング、袖看板、突出看板、電飾看板、ポールサイン、車両ラッピングといった、大型かつ恒常的に設置される看板を中心に紹介しました。これらは 高い視認性や長期的な訴求力を持ち、企業や店舗の存在を大きく示す役割を果たします。

後半では、壁面テント、のぼり、カッティングシート文字、壁面看板、広告幕、日除けテント、スタンド看板など、 柔軟性・機能性に優れた中小規模の看板を解説しました。これらは 低コストで短期的な告知に強いタイプや、空間演出を兼ね備えたタイプが多く、状況に応じて効果的に使い分けられます。

つまり、看板は「常設型で継続的な訴求を狙うもの」と「可搬性・更新性を活かして臨機応変に対応できるもの」に大別され、それぞれが 集客・認知・雰囲気づくりに寄与します。

店舗や企業が看板を選ぶ際は、単に存在を伝えるだけでなく、目的・設置環境・期間・予算を踏まえた戦略的な選択が重要です。看板の種類を理解し、適切に組み合わせることで、情報伝達と空間演出の両面から、効果的なアピールを実現できます。